私が体の異変を初めて感じてから数ヶ月間、一日中ズキズキと頭痛がするものの、職場に慣れたらいつか良くなるんじゃないかな?と、市販の鎮痛剤を使いながら毎日会社に出かけていました。
通勤時間は約40分。それほど長く満員電車に揺られているわけではありませんが、その頃は会社の最寄り駅に着くまでの時間がものすごく長く感じられました。頭から首、背中まで、一本の固い棒が埋め込まれているような痛みや吐き気、めまいに耐え切れず、途中の駅で降りてベンチに倒れこんでしまい、定時に遅刻してしまうことも。そして遅刻は少しずつ増えていきました。
余裕をもって朝早く起きようと、できるだけ早くベッドに入るのですが、寝ようとしても逆に目が冴えてしまい、なかなか寝付けません。翌朝はグッタリと鉛のように重く、なかなか起き上がることができません。
月間の遅刻が定時出勤より多くなったところで、とうとう上司に呼び出され、叱られてしまいました。思わず泣いてしまったのですが、最近体調がよくないことを正直に相談し、有給休暇をもらって病院へ行くことにしました。
内科医師に症状を伝えると、聴診器を当てられ、喉の腫れを確認されたあとに「風邪が長引いているのかもしれませんね」と言われ、検査用の採血、頭痛薬と感冒薬、うがい薬の処方でその日は終わりました。
食後に飲むように決められた薬でしがた、あまり食欲のない私は、白湯と一緒に何も食べずに飲み込みました。眠くなる成分のせいか、その日の晩はいつもより少しだけよく早く眠れた気がしましたが、早朝、胃の痛みで目が覚めてしまいました。そして薬がなくなるとまた同じ症状に悩まされ、眠れなくなってしまいました。
検査結果をきくために再び病院を訪れてみると、どの値も正常値ですよ、いずれ治りますからと血液結果の用紙を手渡され、今度は薬の処方もなく「おだいじに」と診察室から出るよう促されてしまいました。
忙しい時期に連続して休んだら会社に申し訳がないと思い、休暇後にすぐ出社しました。栄養ドリンクを飲み、スタミナ料理をむりやり詰め込んでも、体は良くなるばかりか、ますます弱ってしまいました。
そんなある日、ほんのささいな連絡の行き違いがあったとき、私は感情のコントロールができずに腹が立ち、ワーっと相手を責めてしまいました。その後、社会人としてふさわしくない行動を職場でしてしまったとひどく落ち込んで、ぼうっと仕事に手がつかなくなってしまいました。

やがて、会社でペアを組んでいる同僚からお茶に誘われ、助言を受けました。
「今のあなた、とっても辛そう。もしかして心療内科に行ってカウンセリングを受けてみた方がいいんじゃないかしら?楽になるかもしれないよ」
実はうすうす、私も心の病気ではないかと思い始めていたところでした。そこで心療内科をネットで調べ、予約を取ってみたのです。