症状にも種類がある
5種類のうつタイプと対策
発症しているうつの種類を知ることで、原因を知り、それぞれに適した対策を立てることができます。ここで簡単にご説明しましょう。
- 内因性
体質や遺伝の素質を持っている方が、特に原因になるような出来事もないまま発症します。おもに抗鬱剤などの薬物療法で治療します。
- 心因性
身内の不幸などの大きな精神的ダメージや、長期間のプレッシャーなど、ストレスが原因で発症。心のケアが大事なので、優秀なカウンセラー選びがポイントになります。
- 季節性
日照時間が短くなる冬場に、脳内の神経伝達物質「セロトニン」が減り、うつの症状を引き起こします。早朝に強い光を浴びる治療方法が用いられています。
- 仮面うつ病
精神的な症状より頭痛や肩こり、めまいなどの身体症状が強く出てしまうケース。内科的には異常がないのに症状は続き、うつだと気づくまでに時間がかかることが多いため、注意が必要です。
私の場合はまさに「仮面うつ病」だったようです。我慢しているうちに徐々に悪化してしまい、最終的には仕事を辞めざるを得なくなりました。心療内科での治療が一般的ですが、体調の辛さを軽くしたいのであれば、全身のゆがみを正していく整体や気功など、西洋医学ではない方法も柔軟に取り入れてみてはいかがでしょうか。思いがけない方法が体を救ってくれるかもしれません。
精神面にあらわれる症状
心に生じる代表的な症状をいくつか挙げてみます。
- ゆううつ
うつ病のもっとも知られている症状です。特に朝はたいへんつらい時間帯。体がとても重く、気が滅入ります。ゆううつ感が強くなると、自分の意思とは関係なく考えがしばしば命のことに及ぶようになり、危険です。
- 無関心、おっくう感
周囲に対する興味が急激に薄れ、何をやっても楽しいと思えなくなります。また行動を起こすのが面倒で、動くのがおっくう。これを専門的には「精神運動制止」と呼びます。
- 不安
強い不安感もうつの特徴。口数が少なくなったり、逆におしゃべりが多くなることもあります。
身体にあらわれる症状
- 睡眠障害
うつ病で一番頻度の高い身体症状は、夜に眠れなくなってしまうことです。睡眠障害の4パターン、寝つきが悪い「入眠障害」、眠りの浅い「熟眠障害」、途中で目が覚めてしまう「中途覚醒」、朝早く目が覚めてしまう「早朝覚醒」のいずれも起きる可能性があります。また、うつ病では一般的に睡眠が不足しますが、逆に過眠を起こす場合もあります。
- 食欲の低下
食欲がなくなったり、逆に過食に走る場合も。
- 自律神経の失調症状
口の渇き、頭痛、動悸、生理不順などの症状は、自律神経失調症や更年期障害とよく似ており、それぞれを併発しているケースもあります。体の痛みや不快感の解消には、まず原因をはっきりさせることが肝心です。